2026/02/04 18:49

願うとは何か
─黒魔術における「願望」の正体

多くの人は、
「願えば叶う」と考えます。

黒魔術においても、
願望成就、恋愛成就、金運上昇─
そうした言葉が溢れています。

しかし本来、
願いとは祈りではありません。

それは
「こうなりたい」という希望ではなく、
「こうなっても引き受ける」という選択です。

願いは、現実を歪める力ではない

黒魔術は、
現実を無理やり書き換えるものではありません。

誰かの心を強制的に動かすことも、
運命をねじ伏せることもありません。

黒魔術が扱うのは、
想念と意志の配置です。

どこに立ち、
何を選び、
何を捨てるのか。

その位置を、
象徴として明確にする体系。

それが象徴魔術であり、
エリファス・レヴィが語った
契約思想の本質です。

願いが叶わない理由

多くの願いが叶わないのは、
力が足りないからではありません。

理由は単純です。

覚悟が、選択に伴っていない。

・失うものを考えない
・責任を引き受けない
・結果だけを欲しがる

この状態は「願い」ではなく、
ただの期待です。

黒魔術は、
期待には一切反応しません。

黒魔術は「鏡」である

エリファスの残月が扱う黒魔術は、
願いを叶える道具ではありません。

それは、
選ぶ者の想念と覚悟を映す鏡です。

形に宿るのは力ではなく、意志。

選ぶことで、
自分がどこに立つのかを
はっきりさせるための象徴です。

だから、結果は保証しない

結果を保証しないのは、
無責任だからではありません。

保証できないからです。

なぜなら、
結果を生むのは
あなたの判断と行動だから。

黒魔術は、
その前提となる立ち位置を整えるもの。

そこから先を歩くかどうかは、
常に、あなた自身に委ねられています。

願うとは、選ぶこと

願うとは、
叶う未来を夢見ることではありません。

叶わなかった場合も含めて、
その選択を引き受けること。

黒魔術は、
その覚悟を持つ者にのみ、
意味を持つ構造です。

残月の下、
選ぶのは常に、
意志を持つ者自身。

誰に導かれるか、導かれたいか、
それは本心の奥底で既に分かる事でしょう。